シーンによって最適な感度を選択しよう
フィルムは固定感度だが、デジタルなら自由自在
感度とは光に対する敏感さを数値で表したものになります。フィルムカメラはフィルムごとにISO感度が決められていますが、デジタルカメラでは設定によって自由に感度を選択する事が出来ます。
感度を表す単位はISO(イソ)が使用され、数値が大きくなるほど敏感さが高くなり、高感度という事になります。たとえば、感度がISO100で、絞りがF4、シャッター速度が1/30秒のシーンでは、感度をIS0400に切り替えると光に対する敏感さが4倍になり、絞りがF4のままで1/125秒のシャッター速度が使用できるようになります。
低感度と高感度の違い
感度を高くすればするほど、薄暗い屋内でも高速なシャッター速度を選択する事ができるようになり、手ブレや被写体ブレを軽減できますが、写真にノイズが発生しやすくなります。
また鮮やかさ等も損なわれる傾向にあります。ブレ防止をどれだけ優先するか、画質の劣化はどこまで許容できるか写真の目的に応じて判断するようにしましょう。
撮影素子には、基礎感度というものがあります。多くの機種ではユーザが設定できる最低感度のISO100が基礎感度とほぼ同じになり、このISO100がもっとも高画質になります。
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