絞りを調整しボケとシャープな表現を作り出す

絞りと被写界深度を変化させボケの量をコントロールする

ピントは手前から奥まですべての範囲が鮮明に写っている写真が良い作品というわけではありません。また写真はピントがあっている箇所は鮮明に写り、手前や奥はピントが合わずボケて写ります。

写真はボケた箇所とボケていない箇所があるからこそ主役の被写体を強調する事ができ、且つ立体的に見せる事ができるのです。

なのでボケは写真表現の中で重要なポイントの一つになります。ボケの調整にはレンズの絞りを変えます。絞り値を変化させる事で被写界深度を調整する事ができます。被写界深度とはピントが合っている領域の幅になります。

絞りを開けるほど被写界深度は浅くなり、ピントが合う領域はせまくなります。この場合、前後にボケを作る事ができ立体的、且つ主役の被写体を強調させる事ができます。

この逆で絞りを絞るほど被写界深度が深くなり、ピントの合う領域は広くなります。広範囲にピントを合わせたい遠景の風景撮影などに適しています。

絞りF5.6絞りF20
絞りF5.6絞りF20

絞り込みすぎには注意が必要

絞りを絞るほど被写界深度は深くなり、ピントの合う幅が大きくなりますが、その時に気をつけなければいけないのが回折現象です。

回折とは光が直進せず、光が曲がってしまう現象です。小さな穴や障害物によって回折が起こりやすくなります。

絞りを絞って光を通す穴が小さくなるほど、回折が生じ、光が分散されぼんやりとした写真になってしまいます。これはレンズによって異なりますが、この影響をもっとも受けにくく、シャープネスが高くなる絞り値としてF8〜F11ぐらいと言われています。

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